50歳を過ぎて、この先、役職定年や定年後の再雇用によって収入が減ってしまうのは目に見えている。何か副業をして収入を補いたい。
しかし、これといって秀でたスキルもなければ体力も衰えてきている。できれば在宅でできる仕事をしたい、と考えている方が多いのではないでしょうか。
そういう方には一度、WEBライティングという仕事を検討してみることをおすすめします。
こちらでは、60歳(還暦)を前にして、クラウドワークス株式会社が運営する「みんなのカレッジ」で、6ヶ月間WEBライティングを学んだ経験を記事にしました。
「みんなのカレッジ」とは
「みんなのカレッジ」とは、日本最大級のクラウドソーシング企業である、クラウドワークス株式会社が運営するオンラインでの「学びの場」です。
講座のコースは「WEBライティング」をはじめ、「デザイン・イラスト」や「動画編集」など、クラウドワークスで案件発注の多いジャンルが主となっています。
「みんなのカレッジ」の特徴は、講座のファシリテーターやメンターだけでなく、受講生同士のコミュニケーションを大事にしているというところです。
WEBライティングを学ぼうと思った理由
私がWEBライティングを学ぼうと思ったきっかけは、クラウドワークス公式スキル検定「WEBライター検定3級」を受験した結果、見事に不合格だったことです。
元々クラウドワークスには登録をしていて、WEBライティングという仕事があるということは知っていました。
しかし、中々一歩を踏み出せない中で、何気なく受験をした結果が不合格だったのです。
「不合格」の文字が表示された後、サイトを見ていると「WEBラーターコース【初級】」を受講することによって、合格率が上がるということが書かれていました。
そこで、思わず受講を申し込んだのです。
今から思えば、クラウドワークス株式会社の営業戦略に上手く乗っかったのでした。
みんなのカレッジ「WEBライティング」6コース
みんなのカレッジでは、2024年7月現在、21のコースが募集を行っています。
まずは「WEBライターコース【初級】」を受講した私は、最終的には「WEBライティング」系の6コースを受講することになりました。
コースの期間はそれぞれ3週間もしくは4週間で、基本的に1ヶ月単位となります。
そして講座の中では、1週間毎に課題が出されます。
課題に対しては、メンターが詳しく丁寧なフィードバックをしていただけます。
すでにWEBライターとして活躍されているメンターからのフィードバックは、とても貴重で価値のあるものです。
それでは、それぞれのコースの内容について簡単に説明をします。
WEBライターコース【初級】
WEBライティングの基本と、文章を書くための基礎を学びます。
WEB上の記事は、正しい日本語を使わないと読者の信頼を失い、離脱されやすくなります。
国語の勉強といった要素が強く、少しストレスを感じる部分もありますが、これまであまり意識せずに使っていた日本語が、意外と間違いだらけだったことに気付かされます。
いまさら国語の勉強?って感じるかもしれませんが、ここが非常に重要にところです。
まずは正しい日本語を再確認し、読者に分かりやすい文章を書くことは、WEBライターとしては基本中の基本です。
何事も、土台が大切なのです。
WEBライターコース【中級】
「WEBライターコース【中級】」では、初級で学んだ文章を、読者に読んでもらうためのテクニックを学びます。
最後まで離脱されずに記事を読んでもらうためには、読者に伝わりやすい文章、そして心を動かす文章を書く必要があります。
読者に伝わるためのキャッチコピーの作り方や、文章構成について学びます。
特に文章構成の作成は、WEBライティングにおいて、執筆以上に時間をかけなければいけない重要なポイントです。
WEBライターコース【上級】
初級、中級に比べると、学ぶ内容のボリュームがとても大きくなります。
「上級」という言葉にも、緊張感が高まります。
主に企業が発信しているWEBページには、成果を上げるいう目的があります。
具体的には、読者の思考を変えて行動を起こしてもらうという目的です。
ターゲットと目的の考え方、そして構成案作成のテクニックを深掘りして学んでいきます。
課題は実践的となり、受講生同士の相互フィードバックを実施します。
一緒に学んでいる、他の受講生の課題に対してフィードバックを行うことは、貴重な経験となります。
SEOライティングコース
クラウドワークスで仕事を検索すると、「記事作成・ライティング」のカテゴリの中に、「SEOライティング」という項目があります。
「SEOライティング」とは、Googleなどの検索結果で、上位表示されるための文章のテクニックです。
どんなに良い記事を書いても、読まれなけば成果につながることはありません。そして読まれるためには、読者が目につきやすいように、工夫をする必要があるのです。
「SEOライティングコース」では、検索結果で上位表示されるための見出しの作り方、構成案の作り方、キーワードツールの使い方などを学びます。
「SEOライティングの」の知識を習得し、スキルを身につければWEBライターとしての価値が高まること間違いなしです。
セールスライティングコース
「セールスライティングコース」では、商品を売ることを目的にしたライティングを学びます。
とはいえ、決して「押し売り」を学ぶ訳であはありません。あくまで、読者の「後押し」をするライティングを学びます。
セールスライティングでは、商品のメリットを伝えるだけでなく、読者が商品を購入した後のベネフィットを伝える必要があります。
コースの中で学ぶランディングページ(LP)は、文書だけでなくデザイン性も重要です。
セールスライティングは、言葉では理解し辛いものですが、具体的な事例に沿って学べるので、とても分かりやすい内容となっています。
取材ライティングコース
WEBライティングという仕事において、最も重要なことは信頼性の高い記事を書くことです。
万が一間違った情報を記事にすると思わぬトラブルに発展し、クライアントにも迷惑をかけることになります。
情報の発信元はどこかということが、非常に大事になってきます。
そういった点では、自ら取材をした情報は貴重な一次情報であり、最も信頼性の高いものとなります。
「取材ライティングコース」では、記事の企画から取材の準備、記事作成まで順を追って学びます。
そして記事作成にあたっては、受講生同士で相互取材を行います。
実際に取材を行う経験はなかなかできるものではありません。そういった意味では、とても学びの大きいコースです。
WEBライターコースを受講して得られる3つの効果
WEBライターコースを6ヶ月間受講をしてきた効果は、非常に大きいものがありました。
WEBライティングのスキルが上がることは当然ですが、副次的効果も多くあります。
その中で特に大きいと感じた、3つの効果を紹介します。
WEBページを客観的に理解できる
これまで受け取る側でしか見れていなかったWEBページが、「なるほど、こういう風にして作られているのか」と客観的に理解することができます。
特に企業が発信するコンテンツには、全て目的があるのです。
何気なく見ていた情報の、信頼性を疑う目を養える効果があります。
テキストコミュニケーションのスキルが向上する
みんなのカレッジでは、メッセージアプリSlackを利用します。
任意ではありますが、その日に学んだことを日報という形で報告をします。
ファシリテーターやメンターだけでなく、受講生同士のコミュニケーションも活発に行うことになります。
テキストコミュニケーションは、以前よりも重要になってきています。その流れは今後も加速していくでしょう。
みんなのカレッジで学ぶことは、テキストコミュニケーションのスキルを上げる、絶好のトレーニングの場となります。
仕事につながる
WEBライティングを学ぶことによる最大のメリットは、なんといっても仕事につながることです。
そもそもクラウドソーシング企業が運営しているので、当然のことではありますが、クラウドワークスの発注案件を意識した内容になっています。
みんなのカレッジを受講したということが、クライアントからの信頼にもつながります。
WEBライティングだけでなく、さらにWordPressコースや、案件獲得コースを受講すれば即効性が増すでしょう。
還暦を前にして思うこと
昔と違って、今は学ぼうと思えば方法はいくらでもあります。ネット上には無限に近い情報があるし、書店に行けば無数の書籍が売られています。
しかし、実際に学ぶとなると、独学では難しい面があります。
「みんなのカレッジ」で学ぶことのメリットは、期限があるということです。人間は、期限を決められないと行動できないものです。
また、ファシリテーターやメンター、そして他の受講生とのコミュニケーションによって、受講後の人脈形成にもつながります。
人生100年時代と言われています。
何歳になっても、知らなかったことを知るのは楽しいものです。
50歳を過ぎてからでも遅くありません。いや、還暦を過ぎた方でも大丈夫です。
新しい仕事につながる「みんなのカレッジ」で学んでみてはいかがでしょうか。
この記事は、2024年1月〜2024年6月に受講をした内容を元に執筆しました。
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